どうも!親方です。

今日は、親方の知らない世界ではなく、知ってる世界です(笑

キッチンの蛇口は最近ではおしゃれなタイプが多いですが、昔ながらの壁付け2本だしのシングルレバー水栓の交換方法を紹介します。

コツさえわかれば、誰でも簡単にできちゃうので、水道屋さんいらずですよね。

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現状把握(現調)

TOTOのシングルレバー水栓で、おおよそ30年前のものになります。
ご主人によると、向かって左側のお湯の止水栓部分から漏水しており、しばらくそのまま使っていた(使用しないときはマイナスドライバーで止水栓を閉めていた)そうです。

止水ができないばかりでなく、レバーも実は折れちゃっている状態なので、水栓まるごと交換ということになりました。

まずはメーターBOXへ

水道まわりをいじるときに、必ずしなければいけないことが、メーターBOXの止水栓を締めること。

戸建だと、玄関周りやお庭などにある場合が多いです。
量水器って書いてあって、水道の検針に2ヶ月に1度覗かれる箱です。
開けるとどうなっているかというと

左の丸いところがメータ部分です。
ふたを開けると数字が読めるようになっています。
そして締めるべきはここ。

90度時計まわしに回します。
(場所によっては違う場合もあります)
Tが配管を遮る形になればOKです

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既設水栓取り外し

交換に最低限必要な工具はこちら。
左から
・水平器
・モンキーレンチ
・カッター
・シールテープ
・マイナスドライバー
これだけあれば交換できちゃいます。

まずは水道管の中に残っている残圧を抜きます(水側とお湯側)
これ忘れると、袋ナット外すときにびっくりしちゃうので、要チェック!

最初に外すべきは、指差ししている2箇所の袋ナット。
ここをモンキーレンチを使って外していきます。
ネジと同じなのですが、反対側から見て反時計回りなので、向かって時計回りで回すと緩んでいきます。

続いては取り付け脚を外していきます。

片方ずつ、反時計回りに回すのですが、写真の位置くらいで少し止まってください。

配管の中に残っている水を吐き出させます。

水が出てこなくなったら、どんどん回してください。

【注意点】
給湯側を外す際、力を入れても回りづらい際は、無理に回さないでください。見えない壁の中で銅管を使用している場合、エルボ部分に負荷がかかり、折れてしまう場合があります。慎重に力をかけても動かない場合は、水道屋さんを呼んでください。その際は、壁の中からやりかえになる可能性があります。

無事両方外れたら、配管継手部分のお掃除です。

シールテープ(ネジ部分の止水テープ)の残りカスが、溝にびっしり付いていることがあります。
ネジ山を傷つけないように、カッターなどを駆使して綺麗に取り除いてください。

交換する水栓の確認と準備

これを取り付ける予定です。
TOTO製TKGG30Eです。
一番スタンダードなモデルです。

部品の確認をします。
最初に、取り付け脚にフランジを先に通しておきます。

シールテープを巻いていきます。
6回から8回ほど巻いていくのですが、ネジに向かって時計回りに巻いてください。逆に巻く人はおそらくいないです。
先端はギリ山が見えるくらい残しましょう。

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水栓取り付け

継手にねじ込んでいきます。
このとき注意点が、決して戻さないこと!
時計まわしに回りながらシールテープが摩擦熱で溶けて、シールしていってくれています。
戻すと漏水の原因になります。

左右の袋ナットの面が、上から見て壁と並行な位置で止めます。
(この際、これ以上回らない場合は締め過ぎですので1回転分減らしましょう。)
シールテープの再利用はできないので、巻き直しです。

取り付け脚が八の字型になるようにし、袋ナットを仮止めします。
このとき左側の取り付け脚が若干高いかな程度にしておきます。

取り付け脚に水平器を乗せて最終調整です。今の状態は、左側が高い状態なので、両方の取り付け脚を、水平器が真ん中に泡が来るまで時計回しに回していきます。
決して反時計回しに戻さないでください!

取り付け脚の水平が取れている状態です。これで本締めをすれば水栓自体も水平です。

両側の袋ナットを外すときと逆、向かって反時計まわしに締め込んでいきます。
このとき、馬鹿力で締め込まないでください。
パッキンがあるので、ある程度の力(感)で大丈夫です。

水漏れチェックのため、止水栓は締めておきます。

開栓

またメーターボックスに戻り、止水栓を開けます。
ここで注意点なのですが、一気に元の位置まで戻さないでください。
万が一、蛇口の根元で漏水している場合、吹き出すのと、家側の水道配管の圧力が下がっている状態から、いきなり開けて圧が上がると、古い家ではそれがきっかけで、漏水する場合があります。

なので、すこーしずつ
音を聞きながら、メーターの銀色の部分(ここが回っていると水が流れています)の動きを見ながら開けてください

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漏水チェック

両側の取り付け脚のシールテープ部分と止水栓を開けて袋ナット部分から水漏れがないかチェックしてください。

確認できたら目隠し用のフランジを壁側へ回し込んでください。

簡単取り換え完了

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まとめ

既設の状況にもよりますが、今回は取り付け脚が外れづらかったのと写真を撮影しながらだったので、25分程度での交換でした。

DIYで交換される際は、十分お気をつけの上、作業されてください。

親方は責任取れませんので。


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